いつも座っているお気に入りの椅子、子供のころから使っていた思い出の椅子、インテリアの一部でありながら記憶を紡ぐその存在は、ただ単に「座る」ためだけではない暮らしの輪郭をともに作っています。
家に似合う椅子を探したり、好きな椅子が似合う家を想像したり、椅子から見えるお気に入りのスペースを作ったり、豊かな食卓をセットしてテーブルに向かう時間を楽しんだりと、椅子から広がる物語は「おしゃれなモノ」や「素敵なインテリア」という言葉だけではくくれない、成長とともに様々な楽しみの記憶を刻んでいます。
僕がインテリアを考えるとき家を見渡して人それぞれの生活が見える人となりが感じられる居場所づくりは素敵だと思っています。
その暮らしの中に、今の季節や生活環境にプラスできる気持ち良いものを思い思い見つけてもらいたい気持ちで暮らし相談デスクを開催しています。
4/7土曜日は大雨が降ったにも関わらず、多くの方が暮らし相談デスクにお越しになり大変うれしく思っています。足元の悪い中、お出かけくださりありがとうございました。
4月のテーマは“My chairs 椅子からはじまる物語”。僕が勝手にディスプレイをするためのコンセプトとしてタイトルにしたものですが、什器で使用してもらったり、ひと休みにくつろいでもらったり、荷物をおいてもらったりと、思い思いに椅子を使ってもらえてそれをニヤニヤとしながら見守らせてもらいました。
初参加だった革小物のメンテナンスや修理相談で対応してくれたitoの則政さんにも興味を持って相談にきてくださりありがとうございました。
革財布のクリーニングを依頼された方や、修理依頼で鞄をお持ちいただいた方や、革靴のソール張り替えの相談などいただきました。僕も時計のベルトを注文させてもらい、次は眼鏡ケースの制作もお願いしています。引き続き暮らし相談デスクでご対応していきますので、些細なことでも気軽にご相談ください。
5月の暮らし相談デスクは外で過ごしやすくなりましたので2日間の特別拡大版!5/20(土)、21日(日)は自由が丘よりアンティークを扱い、ガーデンプランニングを行うBROCANTEさんが暮らし相談デスクにやってきます。現在僕の庭のプランをいっしょに考えてくれていて、これから施工をしてもらいます。
暮らし相談デスクではお庭や暮らしの中で自然を楽しむための工夫をインスタレーションでお伝えします。ガーデニング、植物にまつわる相談の受け答えや、植物・小物の販売をしてもらう予定でいますので、ぜひこの機会をお見逃しなく。施工してもらったお庭のオープンガーデンも検討していますので、詳細はあらためてお知らせします。
5月の暮らし相談デスクもどうぞよろしくお願いいたします。