LIFE story No.7 【 kitchen gunnii 】2020.1月 open

飯能市にほど近い日高市にレストランをオープンさせた

何かを突き詰めて完成させる事

それは自身ができる精一杯の表現が相手への感動と繋がること

パンの木越しに見えるアンティークガラス戸の向こうにキッチンがある
Blumen Hutteでドライフラワーを使った教室などを開催していた今日子さん。やりたい事は実現できているのに、何か満足いかない引っ掛かりを感じていた。それよりもそこで提供していたお菓子を作る時間が楽しくて、何から何まで作りたくなって寝られなくなるような事も。お客さんとそんな話を共有していると、じゃあ料理教室やろうって話になっていった。最初の生徒さんはみんなお花の教室に来ていた方たち。
今日子さんが考えるフレンチは食べたことないものを作るのではなく、家庭料理を連想させるようなフランス料理。
今日子さんが考えるフレンチは食べたことないものを作るのではなく、家庭料理を連想させるようなフランス料理。どことなく、昔食べたことあるような、懐かしく思ってもらえるように考えアレンジしている。
理想は家族の記念日、季節の変わり目、みんなで感謝する日、やってくる日々の些細なメモリーを当たり前の事のように楽しく過ごすシーンを創ること。
気軽に入れて、快く受け入れてくれ、押し付ける事もなく、でも気が行き届き、あぁ、おいしい…。そんな気持ちにせてくれる時間を提供している。
決めた!ごはん屋さんをやろう。まずは目標10年。
さりげなく生けられた季節の草花
ふたりで考え建てた理想の住まいは敷地に車を停められるスペースは2台くらい。人を雇おうとすると経営の事をいろいろ考えなければならない。いろんな事を○×で決めていった結果、一人でできる範囲の、一日一組限定のレストランをする事が腑に落ちた。時間のある限りゆっくりと過ごしてもらい、そこから見えるお庭造りを見て会話が広がったらいいなと考えている。
1日1組限定のレストランの客席は家族が集うようなすっきりとした空間に。
気軽に入れて、快く受け入れてくれ、押し付ける事もなく、でも気が行き届き、あぁ、おいしい…。そんな気持ちにせてくれる時間を提供している。
日高市、kitchen gunnii(キッチングニー)の今日子さん
今まではプロとして先取りする事を意識し、11月にクリスマスを考える、1月にバレンタインを考える、そうしていると全然違う土地から食材や材料を取り寄せる必要があった。
今は地元の八百屋さんに並んだ一番おいしそうな旬のものを見て何を作ろうかなと考えるように。この辺りはカブの時期が長いのがちょっと困ったこと(笑)。それもここに来て気にかけるようになったからこそ気付けたこと。
そこで提供していたお菓子を作る時間が楽しくて、何から何まで作りたくなって寝られなくなるような事も。
2人の経験と考えが寄り添い、本当に自分たちにとって必要なものと必要でないものの整理ができた。日々起こる取捨選択が2人の絆をより深くし、その経験を活かし、食や自然を通して感動を広げ、日々の暮らしに楽しみを注ぎ続けている。

kitchen gunnii

1日一組限定のレストラン 要予約

〒350-1257 埼玉県日高市大字横手610−3

042-981-8866 キッチングニーの手作りパン