1/14(土)今年さいしょの「暮らし相談デスク」テーマは‘澄む’。1月はキリッとした寒さが続きますが、遠くの山まで見えるくらい空気が澄み渡り、視界が晴れたように見渡せる様子が年のはじまりを感じます。
今月の僕のハイライトは‘母の命日なのでお花を飾りたい’と注文してくださったお客さまや、引越しのお祝いにと好きな草花を選んでブーケを作ってもらっていた方々です。
日常の暮らしといっても家の中のことだけではなく、友だちや親戚、家族同士の付き合いがあったりと様々です。身のまわりで起こることに対しても好きなもので贈ったりしつらえたりできることは素敵なじかんの使い方だなと思いました。またそのような機会に立ち会えてお話を伺えることは貴重だし、こちらもしあわせな気持ちになります。
住まいの相談については、よく予約が必要ですか?と聞かれることがありますが、企画が「暮らし相談デスク」という名前のだけであって、基本的には通常の営業と変わりません。ふだん僕が接客している中で出てくるお客さまの疑問や相談ごとをより専門的な考えを持った人に確認してもらったらもっと明快な答えが見つかることもあるだろうなと思って、僕がふだん頼っているそれぞれのプロフェッショナルの方々がREFACTORY antiques内で月に1回リモートワークをしていることをコンセプトにはじめたことです。
それでもよりじっくりと相談したい内容があるようでしたら、事前にご連絡いただけましたら相談内容を共有して当日より充実した受け答えができる準備をします。今回はリフォームについて、使用する床材や古建具の相談がありましたので、事前に床材サンプルや寸法が合うドアなどを用意させていただきました。
インテリアのことについては、気になっていたテーブルに自宅で使っている食器たちが似合うかどうか確かめたく、自宅からいくつか食器を持ってきてもらい実際に並べて様子を確かめていただきました。以前も販売している食器棚を検討していたお客さまが自宅の食器を持ってきて納まりを確かめていかれた方がいらっしゃいます。そういう使い方をしてもらえることに僕はグッときています。僕も寸法やイメージの中だけではとらえきれない物事がありますので、家に家具をおむかえする前に実際に確かめて感じとれる部分を店で作る機会は実店舗があってこそできることです。
毎回人それぞれのドラマがあり、それに立ち会わせてもらっていることはメンバー全員感謝していますし、感動しています。インスタなどを見てはじめてご来店くださった方もこれから関係性を築きながらともにこれからの暮らしについていっしょに楽しんでいってもらえますとうれしいです。
2月の暮らし相談デスクは2/11(土)です。また新しいテーマを作って皆さまにご紹介していく準備を進めていきますのでどうぞよろしくお願いします。