最近、陽が落ちる前の夕方は緑がキラキラしてとてもきれいです。そんなじかんにふわふわ歩いて近所の人と会って立ち話をしていると、今年はタケノコも、梅も、柿も‘裏’だね、と話題になります。
去年は成り年だったので、今年は豊作とはいかない様子です。去年青梅を採らせてもらった梅の木も気になって持ち主に連絡したら、すでにぽとぽと落ちだしているようです。
去年は5月の末に収穫しましたが、今時点でそれなりに大きく育ってはいるので、今週収穫して、今週の営業日に1㎏600円で販売します。
一昨年から始めた取り組みですが、REFACTORY antiques付近の河原美観維持をしています。
飯能河原のちょっとはずれになりますが、もともとは名勝としてポストカードにもなっていた昔からの自然が残っているきれいな場所です。
数年前までは竹藪に覆われて、誰もが素通りするような場所でしたが、竹藪を整理して駐車場をきれいにしたら皆が立ち止まってその景観を楽しむような場所になってきました。
今の時点ではきれいにした部分を現状維持していくことが精いっぱいですが、ゆくゆくは気持ちよく過ごせるような場所になっていったらいいなと想像を膨らませています。
僕が勝手に始めた取り組みで、勝手に進めていることですが、せっかく自然の多い環境なので、その自然の恵みを収穫して、それを皆さまに暮らしに取り入れてもらう代わりに、河原の整備費として還元するようなカタチにすれば、みんなできれいにしていった場所として愛着を持ってもらえるのかな?と、循環のサイクルを考えました。
ふだんお世話になっている地元の方に声をかけて季節季節で成る自然の恵みで、そのままにして利用しないときがあれば声をかけてほしいと、話していたところ飯能にあるお寺‘廣渡寺(こうとじ)’さんが梅の収穫をさせてくれることになりました。
5月末か、6月には飯能の力丸造園さんと河原に下りて作業をしていきます。
REFACTORY antiquesのすぐ近所に力丸造園さんはあります。昔からの知り合いで、今は特殊伐採技術のあるアーボリスト。僕が店の向かいをきれいにしていきたくて、でも素人では手が付けられないような状況なので力を貸してほしい、とお願いしてプロジェクトに協力してくれたことが始まり。
竹藪や道路にせり出した太い枝を整理してもらい、きれいな借景づくりをいっしょにしてきました。
人の縁がなければ、絶対にできなかったことだなと、感謝するとともに最初の状況から生まれ変わった景色をいっしょに眺めた時はドキドキしました。
昔この辺に住んでいた人もきっと同じ景色をみていたんだろうなと、心が高揚しました。
簡単な道のりではなかったですが、巡り巡って自分がそこを気にしたことがきっかけで、近所の方やここをよく通る人からも気持ち良くなったと言っていただけてやってよかったと思っています。
ということで、今年もLet’s梅仕事!
【 良き良き梅じかん 】
5/14Fri 5/15Sat
11:00-18:00
REFACTORY antiques