折りたたみ自転車のレストア OLD DAHON(オールドダホン)

olddahon(オールドダホン)dahonclassic(ダホンクラシック)
ゴールデンウィークのひそかな楽しみにとっておいた古い自転車の再生。どんな自転車なのか実際に触れてみたいと思っていて、手に入ったのはサビサビで壊れていたもの。
1980年代の折りたたみ自転車、フォールディングバイク。輪行。
折りたたみ自転車の大手メーカーDAHONのはじまりになった1980年代のモデルDAHONⅢ。気軽に輪行できる折りたたみ自転車がまだほとんどなかった時代に作られたデザインは、設計者の意思や作り手の考えがより伝わってきます。
珍しいつくりの折りたたみ自転車オールドダホン
折りたたんだ時に、タイヤを転がして移動できるように、補助輪が飛行機のタイヤのように出てくるおもしろいつくり。
内装3段スターメーアーチャーのレトロなシフター
直す前に乗ってみたら、動きもしぶく重たい乗り心地。それは当時のクオリティなのか、壊れていて調子が悪いのかよくわからなかったけど、ばらしてサビを落として駆動部分を整備していったら少しずつスムーズに。
自転車のブレーキシューとタイヤはこれから交換
ブレーキシューやタイヤの交換はこれからですが、規格を確認してみたら今でも消耗品のパーツは買えそうです。
半分折りたたんだ状態の自転車
バラバラにして、きれいにして元に戻す。そうしたことで当時の折りたたみ自転車に対する情熱と工夫を感じることができて、モノのつくりを理解する楽しい休日になりました。あたらしく取り付けたパーツが畳んだり広げたりするときに干渉しないようにする工夫は、当時の意思に僕が参加したような気分です。
kiley(キーレイ)の充電式テールライトを折りたたみに干渉しないようにサドルのフレームに固定
折りたたみ自転車の素晴らしいところは、それでどこまでも行くことができることだと思います。輪行袋に入れれば電車やバスにも乗れて、車で移動するより肌で季節や街並みを感じられます。息を吹き返した自転車でこれから出かけていくのがたのしみです。
折りたたみ自転車でポタリング