今年で3回目となる企画展「梅雨じかん」。飯能で創作活動をしている硝子作家のShoko Yamazaki さんと和紙造形アーティストの加茂孝子さんが共作する風鈴、硝子ペンと和紙の封筒。今年は「暮らし相談デスク」とコラボレーションしてマルシェ形式の展示になります。
今回の展示では、暮らし相談デスクに合わせてテーブルウェアや内装で活かす和紙のカタチも制作中。梅雨時だからこそできるじかんと向き合う過ごし方や夏の準備は、心身を整えるよいきっかけにもなります。
硝子作家の山﨑さんが飯能に引っ越してくる前から風鈴と硝子ペンに興味があった僕は、山﨑さんと知り合ってからどちらも暮らしに取り入れさせてもらい、またそれらを使うじかんを皆さまと共有したいと思い、この企画展を開催することとしました。
和紙造形アーティストの加茂孝子さんとは、古い照明器具の和紙の張り替えをお願いしたりと長い付き合い。ふだんは作品づくりをしていますが、和紙の原料である楮から和紙を漉くまでの一連の流れをご自身ですべてされているので、希望するテクスチャーの紙が生まれてきます。
今回は山﨑さんご夫婦が管理している田んぼの稲を和紙に混ぜ、風鈴の風受けとして新作もつくっています。
ガラスペンは瑞々しい植物や空の色を映したような淡い色のグラデーションが感じられるものに。ただいまペン先を仕上げている最中のできたてホヤホヤの状態。
バーナーワークで作られる風鈴と硝子ペン、水あめのように柔らかくなったガラスを適当な塩梅で操作していつの間にか素材が作品に変わっていく手順は何度見ても感動します。
6月になると1年の半分が過ぎようとしていることが頭をよぎり今年の今までのこと、これからのことを整理したい気持ちになってきます。仕事のこと、日々の物事、人との関わりを気に留める機会になって、仕事しやすい環境に整えたいなとか、季節の変化に合わせてインテリアや衣類も入れ替えたいなとか、頭の中にあるあの人と久しぶりに話がしたいなと日々の流れの中で取りこぼしそうにしていたことを取り戻すのによい時期です。
どれも先送りにしてしまうとモヤモヤした雰囲気のまま初夏を迎えます。だからその前に今時期できることを大切にしたいのです。仕事の流れの中にいると頭は合理的で生きていますが、心は情緒的な日々を求めています。そういった気持ちから6月の企画展「梅雨じかん」ははじまりました。
日ごろ会えないあの人へ
盛んな夏がくる前に
気持ちが向く自分らしい
居場所づくりと過ごし方
今年も打ち合わせを重ねながら、素敵な作品づくりを共にしてきました。「暮らし相談デスク」とコラボレーションする梅雨時期の衣食住。夏を迎える前に今できることを探って2日間いっしょにたのしく過ごしましょう。
「梅雨じかん」×「暮らし相談デスク」
6/17Sat、18Sun
11:00-18:00
REFACTORY antiques/インテリア
独楽蔵 /暮らし
Lamontagne /草花
my table /食卓
ito leather studio /革のこと
加茂孝子 /和紙
Shoko Yamazaki /硝子
coffee emerson /一息
瑞々しい自然に囲まれてよい週末をお過ごしいただけましたら幸いです。
よろしくお願いします。