
2012年に今店舗にしている材木倉庫を貸りて、自分のアトリエ兼ショップとして始めたのがちょうど13年前になります。あまり実感はありませんが、あたらしく知り合う方たちと話をしていると、そこそこ長く続けていることと思われることなんだなと思ったりします。
先日同期くらいで仕事をはじめた同業者の方たちとゆっくり話をする機会がありました。2店舗目があったり、あらたにカフェ営業をはじめたり、ギャラリーをつくったりと事業形態が広がっている様子の話を聞くと少し心がそわそわとするようなことがあります。
僕もなにかよいきっかけや機会の巡り合わせやタイミングがあればそのようなことにも挑戦したいなと思う気持ちもありますし、今地域や人やモノと関わっていて、環境や考えがゆるやかに変化している様子を肌で感じ取ったり、モノや暮らしの奥にある本質と向き合ったり、人の心の変化をくみ取れるくらいの心の持ちようで日々を過ごしていける心のありようを大切に続けていきたい気持ちもあります。
人それぞれ抱えきれるまわりの物事のバランスがあると思っていて、きっと僕も心地よく仕事を続けていける活動範囲のバランスがあるのだなと思います。だから芯に肉付けして大きくしていくことより、抱えているものを手放しながらあらたな部分を取り入れることも自分には必要なことなのかもしれないなと、事業規模や経営観について節目になると考える機会になります。
REFACTORY antiquesは店をはじめてからいろいろ試し試しあらたな取り組みを続けてきていますが、基本的には個人個人に向けて求めている気持ちを解決していけるような場所であってほしいという気持ちはずっと変わらずに持ち続けています。
店舗営業日はそのときの店の状況や、お客さんに訪れてもらったときの関わり方で印象が大きく変わる部分もあると思いますが、僕の気持ちとしては店に立ち寄ってもらってゆるやかに関わりを持ち続けることで、今後の過ごし方や地域の楽しみを発見することや、暮らしの中身をよりよくしていくきっかけになってほしいと店をオープンさせています。
相変わらずアトリエとしての倉庫感のある店?コミュニティ?雑談をする場所?みたいなところですが、いつも皆さまには店の情報をチェックしていただき、タイミングを図ってもらっていることに大変感謝しています。僕も店に関わっているみんなも同じ気持ちでいますので、今後もよいご縁がありましたらうれしいです。
14年目もどうぞよろしくお願いします。